たりないあたまでかんがえる

たりないあたまでかんがえてみた。車輪の再発明。

2016-01-01から1年間の記事一覧

大学院進学をオススメはしない

人文社会系の大学院に進学して一年経った。修論提出が目前に迫る。しかし原稿は進まない。眼前に迫り来る〆切から目をそらしながらこのような駄文を書いている。本題は1点。人文社会系で日本の大学院に進学してみたが、オススメはしないよ、というそれだけだ…

デマを流すあなたへ

5年前の3.11からしばらくのあいだ、とあるSNSで、真偽不明な情報を発信し拡散させ、あまつさえそのことを正当化していたあなたへ。あなたの拡散した情報の多くはデマと呼ばれるものでした。 私の主張はシンプルです。 大きな災害のとき、感情に突き動かされ…

母校と呼びたくない高校での日々

本好きで空想がちな少年期を生きて、そのまま思春期、青年期へと移り変わっていく中で、お前は地に足が付いていないとよく父親に叱られた。それは愛ゆえだったのだろう。今も地に足はついていないが、地に足をつけることの重要性を理解できるようにはなった…

三島邦弘2011「計画と無計画のあいだ」河出書房新社

「厳しい出版不況」を、ミシマ社(車)が野生の感覚でサバイブしていく様子が、底抜けに明るい調子で語られる。 ミシマ社は、事業計画もなく、社長は決算もエクセルの使い方もわからず、社員は領収書の書き方を知らず、年間刊行点数も決まっておらず、運転資…